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「アベンジャーズ・プロメテウス」他 VFXメイキング / Cinefex No.26 [映画]

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日本での封切りが遅れることによって映画公開後直ぐにCINEFEXのメイキングが読めてしまうという状態は最早恒例行儀ではあるが、「アベンジャーズ」「プロメテウス」もご他聞に漏れず公開終了と同時にCINEFEXが発売される運びとなった。購読している人は分かるだろうが、表紙のレイアウトが若干変更され今までの「表紙に1キャラ」ではなくなっており、またデザイン自体もかなり良くなっている。正直今号の表紙デザインは今まで一番良い。

今回のページ配分は、
「アベンジャーズ」p6~41
「プロメテウス」p41~81
「スノーホワイト」p82~107
となっている。

今回の見所は勿論、2億2000万ドルが投じられILM・Weta Digital・Digital Domainを含む12社以上のスタジオによって2200以上のエフェクト・ショットが作られた「アベンジャーズ」と、MPCを筆頭に久しぶりの本格SF作品となったリドリー・スコット最新作の「プロメテウス」だろう。特に後者に関しては久しぶりに「エイリアン」関連の美術と特撮を見る事ができるのでアベンジャーズよりも本作の製作記事を楽しみにしていた人も多いだろう(私もその一人)。

前号の紹介 では他2作品が未見だったせいもあって1作品しか紹介しなかったのだが、今回は2作品とも観ているのでその紹介をば。なお若干ネタバレになってしまうので未見の方は以下閲覧注意。


「アベンジャーズ」
・S.H.I.E.L.D基地の爆破
・ニューヨークでの調査撮影
・デジタルで構築されたニューヨークの街
・アイアンマン・スーツの改良
・アイアンマンのHUDデザイン
・ヘリキャリアのデザイン
・ヘリキャリアのアトリウム
・デジタル・ダブルの有効活用
・攻撃を受けるヘリキャリア
・ハルクのルックと動きのリファレンス
・ハルクへの変身
・空中でのアイアンマン・スーツの装着
・6人のグループショット
ave.jpg

「プロメテウス」
・エンジニアのコンセプト・デザイン
・エンジニアのフルボディ・メイクアップ
・CG版のエンジニア
・エンジニアたちの遺体の山
・衛星表面の環境デザイン
・アイスランドでの撮影
・ウェイランドのホログラム映像
・エンジニアたちのホログラム映像
・プロメテウスを襲う砂塵嵐
・エンジニアの頭部のアニマトロニクス
・変異したファイフィールド
・オーラリー(星図)のホログラフィック・アニメーション
ショウの腹部切開手術
・ショウの腹部から取り出されたクリーチャー
・切断されたデヴィットの頭部
・宇宙船の操縦席
・ジャガーノート(エイリアン船)の離陸シーン
・エンジニアとクリーチャーの戦い
・新たに誕生するクリーチャー
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今号で一番ページ数が多かったのは「プロメテウス」だが、円盤の発売が年末以降であることは明らかなので直ぐにでもメイキングが見たいという人は内容がかなり充実しているのでオススメである。特に「プロメテウス」は実際に美術部門で製作して実写で素材として撮影している部分が多いので、現場での工夫、人力という点からも非常に読み応えがある。VFX専門誌故CGが多用された作品ではどうしても専門用語が頻発してしまう本誌だが、アナログ手法が多用された「プロメテウス」のような作品は読んでいても現場の空気や雰囲気が感じられる、創造出来るのでやはり「シネフェックス」の本懐はそこなのだろうなぁと読んでいて思う。



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