『ARP Backstage Pass』の3DCGライブステージについて [アニメCG]
Youtubeで偶然目にしたけど中々興味深かったのでちょっと紹介がてら記事を。
2020年1月13日(月)より放送が開始したTVアニメ『ARP Backstage Pass』。ラブプラスで有名な内田明理がプロデューサーを務めAR(拡張現実)を主軸に展開する4人組ARダンスボーカルグループ「AR performers(通称ARP)」の活動の裏側を描いたTVアニメ作品である。といっても私が知ったのはつい最近なのでネットの情報をそのまま書いているだけで実体は良く分かっていない。
AR performers公式サイト
https://arp-fc.yukes.co.jp/homepage/ar-performers/
この動画を見ればどういうものなのか直ぐに分かると思うが要は実際のライブ会場でステージ上に2次元のアイドルのパフォーマンスを出現させてライブ会場をリアルタイムで擬似的に作り出すというものである。歌やパフォーマンスは人間が実際に行っているが外側だけは2次元のキャラクターを使用するデジタルアイドルコンテンツ。
『ヒーリングっど プリキュア』EDダンスについて [アニメCG]
久しぶりのプリキュアEDダンス記事。2015年の『Go!プリンセスプリキュア』以来となる実に5年ぶりである。この5年間でプリキュアシリーズも大きく変わったが特に『Go!プリンセスプリキュア』を皮切りに始まった映画本編でのCG使用の本格化は注目すべき事案だろう。2015年の『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』では映画本編に付随する短編フルCG映画だったものが2017年の『映画 プリキュアドリームスターズ!』では本編の大部分がフルCG制作になっておりプリキュアシリーズにおけるCG制作の割合はここ数年でかなり大きくなっている。
これは『スマイルプリキュア!』や『ハピネスチャージプリキュア!』のEDダンスアニメーションを監督した宮本浩史氏が映画本編の監督としてデビューを飾った事にも関わってくるのだろう。宮本浩史氏は『スマイルプリキュア!』の頃から既に頭角を現しており氏の手がけるプリキュアEDアニメーションの映像は他作品と比べても突出したものだった。CGデザイナーとしてデザインから制作までこなせるのでいずれ大きな作品に関わるだろうとは思っていたが監督に抜擢された時は本当に驚いたものだ。そしてそこから生み出された作品が如何なるものであったかはもう説明するまでもないだろう。
現在の東映アニメーションデジタル映像部がどの程度の規模なのかは分からないが映画本編をフルCGで制作できる程度の所帯にまで大きくはなっているのだろう。では3DCG制作に関わっているスタッフが約200程度となっており、成程プリキュアシリーズ含めフルCGの映画やTVシリーズの制作等が同時に行われているのも納得の規模である。これはあくまで推論に過ぎないがプリキュアシリーズのCG制作の割合が大きくなるにつれその母体でもあったEDダンスアニメーションは近年役割を変えていったのではないかと思っている。具体的には『Go!プリンセスプリキュア』の頃からリソース配分がTVから映画へとシフトしていったという事である。
これは『スマイルプリキュア!』や『ハピネスチャージプリキュア!』のEDダンスアニメーションを監督した宮本浩史氏が映画本編の監督としてデビューを飾った事にも関わってくるのだろう。宮本浩史氏は『スマイルプリキュア!』の頃から既に頭角を現しており氏の手がけるプリキュアEDアニメーションの映像は他作品と比べても突出したものだった。CGデザイナーとしてデザインから制作までこなせるのでいずれ大きな作品に関わるだろうとは思っていたが監督に抜擢された時は本当に驚いたものだ。そしてそこから生み出された作品が如何なるものであったかはもう説明するまでもないだろう。
現在の東映アニメーションデジタル映像部
『アイカツフレンズ!』 第7話 明日香ミライ「アイデンティティ」の3DCGライブ演出 [アニメCG]
溜まりに溜まっていた録画アニメの消化作業が漸く終わり『アイカツフレンズ!』『HUGっとプリキュア!』『キラッとプリ☆チャン』の3作品共にリアルタイム視聴に追い付く事が出来た。やはり最低でも録画したその週の内に観ておくべきだと痛感。
『アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ』の3DCGモデルについて [アニメCG]
前回『アイドルマスター プラチナスターズ』におけるモデリングの変化・変遷について
で、昨年の11月頃に漸く『アイドルマスター プラチナスターズ』を購入したのだが、以前書いていたようにプラチナスターズのモデリングについてはPVの時点であまり期待してはいなかった。そして実際にプレイしてみてもこちらが想像した通りのクオリティでそこに驚きは無かった。ゲームとしては勿論、3DCGモデルやモーション、ダンスの方向性のどれをとっても「アイドルマスター最新作」に期待していたものからは程遠かった。
自分の好みに合わなかったという点も当然あるだろう。しかしそれを加味してもなお、今では珍しくなくなったアイドルの3DCGダンスアニメーション市場においてかつて金字塔と呼ばれたこのシリーズの最新作に見合うものだとは思えなかった。なのでゲーム自体はクリアするに至らず中盤辺りで満足して終わってしまった。期待していた3DCGダンスアニメーション部分がゲームへのモチベーションだったのだから当然である。
で、昨年の11月頃に漸く『アイドルマスター プラチナスターズ』を購入したのだが、以前書いていたようにプラチナスターズのモデリングについてはPVの時点であまり期待してはいなかった。そして実際にプレイしてみてもこちらが想像した通りのクオリティでそこに驚きは無かった。ゲームとしては勿論、3DCGモデルやモーション、ダンスの方向性のどれをとっても「アイドルマスター最新作」に期待していたものからは程遠かった。
自分の好みに合わなかったという点も当然あるだろう。しかしそれを加味してもなお、今では珍しくなくなったアイドルの3DCGダンスアニメーション市場においてかつて金字塔と呼ばれたこのシリーズの最新作に見合うものだとは思えなかった。なのでゲーム自体はクリアするに至らず中盤辺りで満足して終わってしまった。期待していた3DCGダンスアニメーション部分がゲームへのモチベーションだったのだから当然である。
『アイドルタイムプリパラ』にみる3DCGモデルの変化・変遷 [アニメCG]
さて、今年の2月に入ってからは特にイベントも無かったので2016年4月以降の溜まりに溜まっていた『アイカツスターズ』と『プリパラ』のアニメを漸く消化する事が出来た。前者についてはいつか話すとして(その機会があればいいが)、『プリパラ』についてはまあ突っ込みどころはあるものの140話という話数に相応しい見事な大団円を迎えることが出来ていたので信じて観続けて来た甲斐があった。3DCGのライブパートについては特にモデルチェンジも無く最後まで大きな改善が見られなかったのは残念だが、要所要所で視聴者の心を掴むようなモノにはなっていたので概ね満足している。
当初『プリパラ』は今期で終了するものと思っていたので『アイドルタイムプリパラ』としてアニメシリーズが新たに始まると聞いて驚いたのだが、なるほど筐体の寿命は3年と聞くから他のシリーズ同様本作も同様の流れを汲んだという事なのだろう。しかしながらあの終わり方を向かえておいて新シリーズにあたって既存のキャラや世界観、設定はどうするのかと思っていたのだが、まさかのらぁら転校による続投かつ新主人公の登場とは。この辺り、本シリーズらしい力技というか最早いつも通りなノリなので慣れたが、果たして神アイドルランクのらぁらが続投してパワーバランスは大丈夫なのかという心配もあるが森脇監督の事なので上手く処理してくれるのだろう。
『アイカツスターズ!』の3DCGダンスアニメーションについて。 [アニメCG]
さて、まあお察しの通り昨年は色々あったので当ブログの更新はご覧の有様である。4月にアレがあったせいで以降のアニメ作品は全く観れていない。具体的に言うと『魔法つかいプリキュア!』『プリパラ3期』『アイカツスターズ!』はほぼノータッチ、『ラブライブ!サンシャイン!!』はつい先日観終わった、という状態である。要は現実のアイドル(厳密にはアレはアイドルでは無いのだが)を追っかけるのに必死でアイドルアニメなんぞにかまけている暇は無い、というワケだ。事実、昨年の7月以降の6カ月間でライブに10回(アメリカ、イギリス遠征含む)、フェスに1回行っており、その合間を縫って映画館に通っていたのでアニメをチェックしている時間が本当に無かったのである。
で、どうやらこれは今年も続きそうなのではっきり言ってアニメCG関連の記事を書いている暇は正直無い。いや、個人的には書きたくて仕様が無いくらいネタが溜まっているので精神と時の部屋が欲しいくらいなのだが。特に『ポッピンQ』とか『ポッピンQ』とか『ポッピンQ』とか。
なのでアニメCG関連の記事を楽しみにしてくれている方々には本当に申し訳ないのだがこれからは他を当たって欲しいというのが正直な所(居るのかそんなヤツ)。
で、どうやらこれは今年も続きそうなのではっきり言ってアニメCG関連の記事を書いている暇は正直無い。いや、個人的には書きたくて仕様が無いくらいネタが溜まっているので精神と時の部屋が欲しいくらいなのだが。特に『ポッピンQ』とか『ポッピンQ』とか『ポッピンQ』とか。
なのでアニメCG関連の記事を楽しみにしてくれている方々には本当に申し訳ないのだがこれからは他を当たって欲しいというのが正直な所(居るのかそんなヤツ)。
『file(N)-project PQ』ダンスアニメーションPVの演出について [アニメCG]
働くアイドル「P.IDL」の「チームI●」と東映アニメーションのコラボにより制作されているオリジナルアニメーション映画『file(N): project PQ』。その劇中のキャラクターの3DCGモデルによるダンスアニメーションPVが公開されている。
『アイカツ!』第124話 北大路さくら「Blooming♡Blooming」におけるセルルック表現。 [アニメCG]
前回第123話 大空あかり「Blooming♡Blooming」における3DCGライブ演出の続き
前回書き忘れていた点があったので補足。
あかりのドレスの肩の部分は身体にめり込ませる形で表現されているので、肌との接地面でそのめり込みが顕わになってしまうのが気になってしまった。鎖骨の段差をみてもらうと良く分かる。肩の部分それ自体にある程度剛性はあるのだが脇の部分はモデルのめり込みが露骨に出てしまっている。こういった衣装の干渉設定は手間がかかるのだろうがここは特に接写していて目立つのでそこだけは残念だった。
第124話「クイーンの花」ライブパート
北大路さくら / 「Blooming♡Blooming」
フラワープリンスコーデ / Aurora Fantasy
前回書き忘れていた点があったので補足。
あかりのドレスの肩の部分は身体にめり込ませる形で表現されているので、肌との接地面でそのめり込みが顕わになってしまうのが気になってしまった。鎖骨の段差をみてもらうと良く分かる。肩の部分それ自体にある程度剛性はあるのだが脇の部分はモデルのめり込みが露骨に出てしまっている。こういった衣装の干渉設定は手間がかかるのだろうがここは特に接写していて目立つのでそこだけは残念だった。
第124話「クイーンの花」ライブパート
北大路さくら / 「Blooming♡Blooming」
フラワープリンスコーデ / Aurora Fantasy
『アイカツ!』第123話 大空あかり「Blooming♡Blooming」における3DCGライブ演出。 [アニメCG]
先日放送された125話の時点で大空あかりの先輩であり前期の主人公でもあった星宮いちごが物語の主軸から実質的に退場する事となり、4月からはあかりを含めた中学生組の物語が本格的なスタートをみせる事となる。現在の主要メンバー4人に加えて新キャラも加わるとの事なのだが、アイカツというコンテンツの舞台装置として機能していた神埼美月的存在が不在の中この先どのような物語が紡がれていくのだろうか。そして服部ユウは一体どうなってしまうのか。
第123話「春のブーケ」ライブパート
大空あかり / 「Blooming♡Blooming」
サンベリーナブーケコーデ / Dreamy Crown
第123話「春のブーケ」ライブパート
大空あかり / 「Blooming♡Blooming」
サンベリーナブーケコーデ / Dreamy Crown
『Go!プリンセスプリキュア』3DCGモデルによるセルルック表現 [キュアトゥインクル編] [アニメCG]
・[キュアフローラ編]
・[キュアマーメイド編]
キュアマーメイド同様、トゥインクルもCGバンクカットは変身時と浄化時の二つとなっている。
星をイメージした様な黄色とオレンジ色を基調としたトゥインクルのデザインは三人の中で一番発色が良く、それは3DCGモデルにも表れている。しかし、この発色の良さがCG特有のエッジの立った質感をより強調してしまっているのでそれによる違和感も所々出てしまっている。
ドレスアップキー差込時のアップのカットを見てもらうと分かりやすいと思うが、前髪の部分には影の処理が行われていない。手書きの部分を見てみると影の無いカットもあるがバンクカットでは基本的に影が書かれている。前髪に隠れた額の部分も含めて影の処理が省かれているという事はこれらは意図的に行われているのだろうが、そのせいで特にアップの時は前髪の質感に違和感を覚えてしまう。具体的にはハイライトによる光沢の強さと影が省かれた事による均一な色合いと発色の良さ、これらによって何だか前髪というよりワカメがくっ付いている様に見えてしまうのである。
・[キュアマーメイド編]
キュアマーメイド同様、トゥインクルもCGバンクカットは変身時と浄化時の二つとなっている。
星をイメージした様な黄色とオレンジ色を基調としたトゥインクルのデザインは三人の中で一番発色が良く、それは3DCGモデルにも表れている。しかし、この発色の良さがCG特有のエッジの立った質感をより強調してしまっているのでそれによる違和感も所々出てしまっている。
ドレスアップキー差込時のアップのカットを見てもらうと分かりやすいと思うが、前髪の部分には影の処理が行われていない。手書きの部分を見てみると影の無いカットもあるがバンクカットでは基本的に影が書かれている。前髪に隠れた額の部分も含めて影の処理が省かれているという事はこれらは意図的に行われているのだろうが、そのせいで特にアップの時は前髪の質感に違和感を覚えてしまう。具体的にはハイライトによる光沢の強さと影が省かれた事による均一な色合いと発色の良さ、これらによって何だか前髪というよりワカメがくっ付いている様に見えてしまうのである。