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ゴーストリコン アルファ / GHOST RECON ALPHA [blu-ray] [BDアレコレ]

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画質 MPEG-4 AVC (2.35:1) 北米盤
7.5-8.5点。
グレインの少ないつるっとした絵だったので、てっきりデジタルでの撮影だと思っていたら何と35mmによる撮影がなされていた。画質は全編にわたって非常に良好であり、舞台となる廃工場の立体的なフォルムも相俟って目を楽しませてくれる作りとなっている。ゴーストチームの兵装や新兵器のフライングドローン、ロシア兵の「ビッグドッグ」など、多額の予算がつぎ込まれただけあってそれぞれのディテールはどれも素晴らしく、特にドローン関係のCGは短編作品とは思えないほどの高クオリティで描かれておりブルーレイで観ても全く破綻が無い程。色調は全体に黒を基調としているため工場や戦車、装甲車などの鉄の質感が良い感じに出ている。

7月5日に発売される「ゴーストリコン フューチャーソルジャー」のプロモーションの一環として、以前紹介した「アサシンクリード・リネージ」に続くUBI MOTION PICTURESの短編映画シリーズの第二段「ゴーストリコン アルファ」。リドリー・スコット率いるRSAfilmsとの共同製作の下、撮影監督に「第9地区」のTrent Opaloch、軍事アドバイザーにHarry Humaphries、そして監督に「Logorama」で有名なFrançois AlauxとHervé de Crécyを迎え製作されるに至った本作は、短編作品、それも劇場公開されないモノとしては破格となる10億円もの予算をつぎ込まれている。それもその筈、ロケーションこそ既存のものが使われているが、本物の戦車と装甲車、兵装に関しては分からないがオリジナルにせよレンタルにせよ30人近い人数分とその予備分の用意、ドローン部分のCG処理、クレーン含めた多くの撮影機材、そして実銃。そう、本作に使われている銃声は全て現地で実弾によって直接録音されたものなのである。

メイキングをみれば分かるがこれらの事を考えるとなるほど確かに、というか明らかに予算に億は軽くかかっているのが分かるし、何よりだからこそ全編にわたって一定のクオリティが保たれているのが分かる。しかしながらいくらプロモーションとはいえUBIのマーケティングには驚かされるばかりである。

本作の内容としては特殊部隊「ゴースト」がロシア人による大量破壊兵器の取り引きを阻止するというよくあるモノだが、ゴーストリコンの世界観を借りているだけあってディテールにこだわりが出ており、ドローンや超小型なHUD、ステルス迷彩、○ミサイル(観てのお楽しみ)、EMPなど小道具が映像としても脚本内での演出としても生きており、着弾や爆発などのパイロテクニクスを中心とする確かな特殊効果と相俟って非常に見応えのあるモノに仕上がっている。中でもフライングドローンに関してはドローンが移動した際の風の影響などもしっかり描写されており、初見では本物かと思ってしまった程(よく考えれば当たり前なのだが)。

予想していたよりも面白かったためメイキングを観た後思わずもう一回観てしまった本作だが、これは「ゴーストリコン」ファンでなくとも戦争モノ、特殊部隊モノの映画が好きな人には是非ともオススメしたい作品である。なお本作の日本語吹き替え版とメイキング映像は「ゴーストリコン フューチャーソルジャー(PS3.360)」の初回購入特典のダウンロードコードとして付属するので、日本語版が観たい人はそちらを。なお本作はyoutube上で公式に公開されているので興味があれば一見をば(720p)。




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