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「ぼくのエリ 200歳の少女/LET THE RIGHT ONE IN」[blu-ray] [BDアレコレ]

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トーマス・アルフレッドソン監督作
カーレ・ヘーデブラント出演
リーナ・レアンデション出演
「MORSE」原作

画質 VC-1 (2.35:1) US盤
全編にわたって6点。
低画質な場面も無ければ高画質な場面も無い安定した画質だが、逆に言えば画質に関しては特筆すべき所は無くまた面白みも無い。まあ、本作が世間で評価されている様な10点ソフトのハッキリ・クッキリ画質になってしまった場合全く別の作品になってしまうので、これで良いというのが正直ところ。それに画質を語る作品ではないし、画質が上がっても作品自体には何ら寄与しない事は明白である。ただ気になったのが、所謂「単館系」に分類されるヨーロッパ作品に見られる「くすんだ色合いのフィルム感」がソフト化にあたってあまり感じられなかったような気がしたのだが(文字通り気がしただけ)、気のせいだろうか。フィルムグレインはシーンによって差はあるが基本小粒で量はそれなりなのでほどよい質感を与えている。

本ソフトは公開の大分前から所有していたが「アメリカでの英語字幕問題」「言語がスェーデン語」という二点から日本での公開まではお預けを食らっていたのだが、そのおかげで「劇場観賞の次の日に家で観賞(比較)」という面白い体験が出来たのでこれは輸入盤様様とするべきなのだろう。あと、blu-rayでは「現地語+字幕無し」で観たのだが、そもそもwordの数が少ないのと画で説明できている場面が多く、また台詞が頭に残りやすいので、日本ではDVD盤のみの発売が決定した本作だがこれならば輸入盤でblu-rayを購入しても比較的問題は無いとは思う(保障は出来ない)。

因みにUK盤のパッケージ。
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以下完全なネタバレなので未視聴の人は注意。










おまけとしてリメイク版「LET ME IN」の予告編との比較。
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題名は「LET THE RIGHT ONE IN」から「LET ME IN」へ。
監督は「クリーバーフィールド」のマット・リーヴス。
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オスカー役はオリジナル同様に線の細い「コディ・スミット=マクフィー」
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エリ役は「HIT GIRL」のクロエ・モレッツ。
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いじめ役は分かりやすく体格が大きく。
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警察の描写が直接的になったのでおそらくサスペンス要素の比重が大きくなるのだろう。
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予告編を見る限りではハリウッドロジックを組み込んだ「よくあるホラーサスペンス」になってしまっている印象が強い。まあ、あちらさんのマーケティングを考慮した場合、予告編も含めてハリウッドライクなモノにしなければならないのは分かるが、これではオリジナルにあった「風土感、空気感、情緒」等はかなり薄れてしまうだろう。あとクロエ・モレッツは中世的な匂いが感じられないので「やおい的(と言ってしまっていいのか)」な要素も失われてしまうだろう。それでもホラーとしてしっかりしていればそれでいいのだが。
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