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神の右手、悪魔の左手 [ゲーム]


発売当時、概要を把握するに留まり、触る程度ににしかなかった「GOD HAND」。
発売日から1年と半年以上経過した現在、漸く購入するに至った。以前はお触り程度の関係にしかなかったのでその本質をつかむまでには至らなかったのだが、一通りプレイし終わってみるとその印象はずいぶんと変わる。
 
本ゲームの題名は「GOD HAND」となっている。そして、その名の通り主人公は右手に文字通り「神の右手」を授かっており、ケンシロウの如くモヒカン共を蹴散らしていく、という内容である。が、しかし、一度クリアしたした事がある人は分かると思うが、それは「GOD HAND」のおまけ的要素でしかない。本ゲームのアクションにおける本質ではないのだ。では何が「GOD HAND」の本質なのか。

「GOD HAND」の本質。それは「ガードブレイク」である。

「GOD HAND」では主人公にガードの概念はなく、逆に敵はこちらの攻撃に対してガードを行ってくる。そして、相手のガードに対して攻撃を加えるとこちらの攻撃が弾かれ、こちらに一定時間の隙が生まれ、攻撃を受けてしまう。そのため、多くの3Dアクションゲームにおける「ボタン連打」による攻略は不可能となっている。そこで「ガードブレイク」である。これは、その名の通り、前述した敵が行うガードを崩す攻撃である。これを行う事によって、敵のガードが崩れ、こちらの攻撃をたたき込む事が可能となる。
しかし、敵はこちらの攻撃中に突然ガードを行ってくるので、ガードブレイクを当てるのはなかなか難しい。そのため、戦闘中は常に相手の行動パターンを解析し、タイミングを計らなければならない。

そう考えると少々めんどくさいようにも思えるが、実はこれが非常に気持ちが良いのである。敵のアルゴリズムを計算・解析し、タイミングを見計らって敵がガードをしたと同時にガードブレイクを叩き込む。この一連の動作が決まった時には何とも言えない達成感があり、また、ガードブレイクが決まった時の効果音も正に「敵のガードを崩した」と言える小気味の良いものとなっており、気持ちよさに拍車を掛けている。
そのため、プレイヤーは進めていくに従って自然と、そして徐々に「GOD HAND」におけるアクションを学びマスターできるようになっている。

が、いかんせん難度が高く、主人公はGOD HANDを持っているとはいえ、その力を解放しなければ戦闘力はその辺のチンピラ程度なので、少しでも気を抜くと雑魚敵にさえやられてしまう事も多い。というか、ゲームオーバーの大半は雑魚敵によるものが殆どと言っても過言ではない。それ程主人公は弱いのである。

なので、前述したような「解」を得るためにはプレイヤーに一定レベルの技量が求められるため、そうでない人には常にストレスの溜まるゲームなってしまう恐れが高い。私も何度コントローラーを投げそうになったか分からない程だ。また、コンティニュー回数も非常に多く、私のNORMALクリア時でのコンティニュー回数は150回以上にものぼってしまった。

もし、これからやってみようと思う人があれば、少なくともDMCシリーズの最高難易度、または「NINJA GAIDEN」位はクリアできる技量は持っておいたほうが良いだろう。まあ、私はそれを持ってしても上記のような結果だが・・・(笑)。あと、骨太なアクションゲームをやってみたいという人等には是非お勧めしたい。若干骨が太すぎるだろうが。

と、だらだらと長文を書いてしまったが、正直これでも全然書き足りない程である。前述したゲームシステム以外にも特筆すべき点はまだまだあり、世界観・音楽・キャラクター・お約束等、魅力的な点が多く、パロディやオマージュ等のネタがが好きな人にはかなり合うだろう。現在BEST版もでており比較的安価に手に入るので、これを機に購入してみては如何だろうか。


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