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ゲームにおけるCMの役割 [ゲーム]

ゲームソフトの広告媒体におけるテレビの役割は大きく、ユーザーの販売意欲はその演出如何によって左右されていると言っても過言ではない。そこで、PS3とWiiの演出方法を見比べてみる。

気付いている人もいるかと思うがDSやWiiのソフトの場合、その演出方法は従来のものとは異なり、ソフトの概要ではなくそれを遊ぶ人々・遊びそのものを映す様になった。まあ、これはハードのコンセプトの事を考えれば当然の事ではあるが。その結果(かどうかは分からないが)、普段ゲームに興味がない人々はその姿に共感・興味を持ちハードの普及への拍車を掛ける事となりDSは1500万台以上、WiiはPS3の二倍以上の販売台数を叩き出す事となった。

そして、対するPS3もその触発を受け(たかどうかは定かではないが)、その演出方法を大きく変えた。その代表として、最近良く流れていた「Folks soul -失われた伝承-」が挙げられる。

「ごめん。見てなかった。」
「だから、こうやって魂を引っこ抜くゲームなんだよ。」
「あべし!!」

・・・・・・?
まあ・・・確かに・・・それがウリでもあるのだが・・・。
予備知識を得ていない人々はこのCMを見て何を思っただろうか。釣りゲー?いや多分アクションか?SIX AXISを全面に押し出した演出方法は、方向性としては間違っていない。しかし、前にも書いた様にSIX AXISはあくまでハードを補完する機能でありメインでは無いはず。しかも、何とこのソフトのCMはこれ一つしかない。本来なら定石としてもう一つ本編をメインにしたCMを作るはずなのに。つまりは、このCMしか知らない人はこのソフトを「何か良く分からない釣りゲーらしきモノ」としか認知出来ていない事になる。明らかに宣伝としては失敗だ。これでは売れる物も売れない。

15秒という時間は難しい。長年CMを見ていて痛感する。
伝えられる事、伝えられない事。宣伝する事、しない事。その手法は各メーカーで異なり、当然良い物もそれ以外の物もある。「大事なのはインパクト」とその筋の人はよく言うが、一概にそうは思えない。時代によってそのニーズも当然変わるはず。予期しないものという事もある。はっきり言って結論は出ないが、一つだけ言える事がある。

量は質に勝る(身もフタも無い・・・)。では。

以下公式サイト
http://www.jp.playstation.com/scej/title/folks/


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コメント 2

Folks soulのCMは明らかに失敗でしょうね。私ゲーム内容分かりませんでしたから・・・
誰に向けたCMなのか、そこが一番大事だとおもいます。
by (2007-06-27 00:33) 

smith

to zinc

初めまして。
最近のSONYは精細を欠くというか何というか、いずれにしてもしっかりしてほしいものですね。
by smith (2007-06-27 23:54) 

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