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「ダークナイト ライジング」他 VFXメイキング / Cinefex No.27 [映画]

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振り返ってみるとAAA級の作品が目白押しだった2012年。アナログ、デジタルそれぞれのこだわりという点でも非常に興味深くCINEFEX的にも大いに盛り上がった(気がする)年だったように思う。そして表紙には今年の締めとしても相応しい「ダークナイト ライジング」。

今回のページ配分は、
「ダークナイト ライジング」p6~45
「アメイジング スパイダーマン」p46~77
「トータル・リコール」p78~107

紹介記事を書いておいて何だが実は後ろ2作品は未だ見ていない。3分の1しか読む事ができない本について書くのは如何なものではであるがこれも偏に「ライジング」への思い入れというモノという事でご容赦頂きたい。というワケで無事BDも発売された「ライジング」。2200以上のVFXショットのある「アベンジャーズ」よりも制作費が高くつきながらVFXのショットが450に抑えられた本作。前作「ダークナイト」に引き続きIMAXでの撮影が行われ、多くのアクションシーンが実際に撮影されているというのはBDのメイキングを見た人ならばもうお分かりだろう。

本誌ではそれらのシーンにおいてよりミクロな視点、VFXショットというものを如何にして生み出すのかという技術的なアプローチから、実際の製作スタッフのインタビューを交えて解説している。具体的には「冒頭のハイジャックシーン」「バット」「中盤の爆破シーン」などが挙げられるが、これらの中でどの部分が実写あるいはCGなのか、そして「どちらにせよ何故その手段をとったのか」という一般向けに作られたメイキング映像では分からない視点からも見ることが出来るようになっている。そのため少々専門的にならざるを得ない部分も出てきてしまうが。

2時間半以上ある本作のメイキングに加えての40ページにも亘る本誌の解説は前作のメイキングの少なさに不満を覚えた人にも納得の量だろう。専門書なので今号が初めてという人には敷居が高そうに思えるが、少なくとも「ライジング」に関しては実写での撮影が基本であり専門用語も多くはないので興味をもったならこれを機に是非読んでみてほしい。

「ダークナイト ライジング」
・VFXチームの体制作り
・プリビズを用いたプロローグ
・ミニチュアも織り交ぜたハイジャックのシーン
・ミニチュア撮影の効果
・ゴッサムシティ景観のライブラリ
・実物の‘‘バット‘‘の撮影
・バットポッドの追跡シーン
・フォトリアルなレンダリング
・落下するタンブター
・縦穴の牢獄
・崩落するスタジアム
・崩壊するゴッサムシティ周辺の橋
・燃え上がるバット・シンボル
・バットを追跡するミサイル
・想像力によってもたらされる真実味
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