Electronic Entertainment Expo 2007

というわけでE3。
可もなく不可もなく、目新しいモノは見あたらず、想定の範囲内(爆)と言ったところか。
噂通りPSP slimが発表されたわけだが、気持ち悪いほど予想通りの結果なってしまい少々残念である。しかしまあ、ダイエットが出来ただけでも十分に嬉しい事であり、初期型を売ってしまった私としては購入への良い機会かもしれない。出力仕様もいい感じである。ボタンの配置も改良されたとか。

今回のE3でのソフトラインナップを見て分かると思うのだが、続編がかなり多い(いつもの事か・・・)。まあ、昨今の流れからは仕方のない事ではあるが、それにしても多い。MGS4・DMC4・bio5・AC6・GT5・HALO3・KILLZONE2・・・etc。

新規の作品として注目されていたのはASSASISN`S CREED・HEAVENLY SWORDあたりか。特別目新しいというわけでもないが、両作品とも歴代のゲームデザインの良いところを抽出しておりクオリティの高いモノになりそうな感じを受ける。

全作品の中でも特に注目と期待を受けていたKILLZONE2。日本のユーザーにとっては全く馴染みのないソフトだが、今回上映された映像を見て驚いた。あのGoWが子供に見えてしまったのだ。当時GoWはそのグラフィックの美麗さが話題を呼んでいたのだが、あれはまだ表面的なモノに終わっていた。しかし、今回のKZ2は表面的な質感だけでなくその内面も作り込まれている事を見て取る事ができ、その完成度の高さが伺える。モノによってはキラーソフトに化ける可能性は十分にあるだろう。非常に楽しみである。

そして、任天堂から発表された体重け・・・失礼、「Wii バランスボード(仮)」。まさかこういうアプローチでくるとは思わなかったが、任天堂の発想力・クリエイティブ精神には頭が下がる思いである。これを発表するという事は任天堂自身もシリアスゲームを積極的に押していく姿勢なのだろう。これでメタボ人工を減らせるならば社会貢献も出来るというもの。また、各メーカーもヌンチャクだけでなく体重け・・・失礼、Wii バランスボード(仮)という選択肢を得る事になったので、そのアイディアには四苦八苦するであろうが新しい「遊び」が提供される事に期待したい。

360のソフトを見ていて気になったのだが(というか前から)、やはりというか何というか、似たものが多すぎる。bio4以後、GoW以後、革新的なモノ(の様に見えるモノも)が出たとたんにそれらを流用するのは悪い事ではないが、いかんせんそのまんま、あるいは二番煎じに甘んじているモノが多く、クリエイティビティ精神が感じられない。続編にしてもそう。上記に挙げた作品の幾つかもその範疇にあり、商業的側面が露呈しているモノも少なくない。次世代機ということで、見た目先行になってしまう事は仕方のない事ではあるが、「その作品だからこそ」を意識してくれる事を願う。

予想外のモノとしては、今回SILENT HILLの続報があり、oliginsの新しい映像と5の正式発表を確認する事が出来た。個人的にもこの作品が気になっているので、5は次世代機でもあるので今までにない新しいモノが出てくる事を期待したい。

そう言えば今回のbio5の映像については賛否両論があったのだが、個人的にはこういう方向性もありかと。異国の地での恐怖、南半球(おそらくは)ならではの荒廃した土地、雰囲気、病気など、今までにない恐怖が体感出来るようにも思える。。

個人的に今回のE3は予想通りであったが、期待にそぐわなかったというわけでもなく、徐々に良質な作品が揃って来ている事に関しては純粋に嬉しく思う。MGS4の延期もありPS3の作品はまだまだ揃う気配が無いように見えるが、魂斗羅4もDSで発売されるようなので東京ゲームショウまでには各メーカーに頑張ってほしいところである。

また、ビジネスデーのみとなり規模が縮小してしまった今回のE3。小島監督も仰っていた通り、以前のようなエンターテインメントのある活気づいたE3が行われる事を願うばかりである。

以下情報サイト
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20070712/e3link.htm
http://www.famitsu.com/topics/2007/07/13/601,1184293368,75132,0,0.html
http://www.xbox.com/ja-JP/event/E32007/

以下動画サイト(他にもあるが個人的に使い勝手が良いので)
http://www.gametrailers.com/e32k7.php