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『Go!プリンセスプリキュア』3DCGモデルによるセルルック表現 [キュアマーメイド編] [アニメCG]

前回『Go!プリンセスプリキュア』3DCGモデルによるセルルック表現[キュアフローラ編]

引き続きプリプリのセルルック表現について。
本題の前にキュアフローラの補足として書き忘れたので一つ。モードエレガント変身時にスカートが変化する部分のアクションに3回ドカン(命名:大匙屋)が使われており、ここはカメラのカットと劇伴のタイミングを合わせているので観ていて非常に気持ちが良い。




最初の回転の瞬間、僅かにタメがある事とカメラのズームアップによってより勢いが付いておりアニメーターの力量が伺える。こういったマルチアングルのカットは手書きだとアニメーターの力量に完全に依存する上に非常に手間がかかるのだが(←受け売り)、3DCGの場合は勿論カット毎に調整が必要ではあるがアングルを変える事による手間は手書きよりも大幅に減るので作りやすくなる。3回ドカンは演出としてのインパクトが非常に強いので3DCGモデルを使用した作品にはうってつけだろう。

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『Go!プリンセスプリキュア』3DCGモデルによるセルルック表現[キュアフローラ編] [アニメCG]

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第5話の放送時点で主要メンバーとなるキュアフローラ、キュアマーメイド、キュアトゥインクルの三人が揃った『Go!プリンセスプリキュア』。第1話を観た時はその完成度の高さ、バランス感覚の良さに思わず三つ指ついて「お美事にございまする」みたいな状態になってしまった。戦闘力53万というのはこういう事なのか。

前作『ハピネスチャージプリキュア』の流れを汲むように本作でも本編中に3DCGモデルによるキャラクターの演出が挿入されるようになっている。モードエレガント変身から攻撃までの一連のバンクカットと「ごきげんよう。」の浄化カット。フローラだけは特別に第1話の変身時に3DCGモデルによるカットが挿入されている。バンクカットという点について言えばその使用方法はハピチャと同じなのだが本作プリプリでは意味合いが少々異なる。

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『劇場版 蒼き鋼のアルペジオ アルス・ノヴァ DC』感想。 [アニメCG]

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アニメーション制作 - サンジゲン
原作 - Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』(少年画報社)

動いているアルペジオの映像を今回漸く初めて観た。
ネット上でキャプチャされた画像を目にする事は何度もあったが、腰をすえてきちんと観たかったのでそれまでは動画は一切見ないようにしていた。というのも昨年の2月に放送が開始した『ハピネスチャージプリキュア』を観始めるまではアニメはおろかTVを全く見ない生活をおくっていて(というかTV処分した)、それ以前に放送されていたTVアニメは全く観れなかったからである。なので本作に関してはBDの全巻一気購入を考えていたのでそれまで動画での情報は我慢していた。で、購入を先送りしていたらいつの間にか劇場版が公開されていたので、内容が総集編という事もありどうせなら劇場でお初目にかかろうとなった次第。

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『Go!プリンセスプリキュア』EDダンスから見る技術、演出の変遷と3DCGアニメの可能性 [アニメCG]

前回「プリキュア」EDダンスから見る技術、演出の変遷と3DCGアニメの可能性 7/5

『Go!プリンセスプリキュア』(15年)
前期(1話 - ) エンディングテーマ曲「ドリーミング☆プリンセスプリキュア」
作詞:マイクスギヤマ 作曲:山本清香 編曲:多田彰文 歌:北川理恵
登場キャラクター キュアフローラ(ピンク色)、キュアマーメイド(青色)、キュアトゥインクル(黄色)
振り付け:MIKIKO

「ハピチャ」前期ED「プリキュアメモリ」から実に一年ぶりとなる。本来であればこれを書く前に後期ED「パーティハズカム」についての記事を書いていたはずだったのだが、後期ED変更時は丁度他作品が盛り上がりを見せていた時でそれらをチェックしていたというものあり、それら他作品の書きやすい記事を優先して書いていたせいで気付いたらアニメージュに「パーティハズカム」のメイキング特集ががっつりと掲載されてしまったのである。本編の3DCGについても後出しじゃんけん的に今更書くわけにもいかないので劇場版含め記事を書くのを諦めてしまった次第(だからあれ程早く書けと・・・)。

キャラクターデザインはハピチャと同じくアニメーターからの起用で中谷友紀子、ED曲の作詞はアニメ作品の主題歌を多く手掛けるマイクスギヤマ、作曲は劇半等の経験のあるクラシック畑からの山本清香、編曲はアニメ作品の作曲を多く手掛ける多田彰文、歌は舞台俳優として活躍している北川理恵、そしてダンスの振り付けはドキドキからのお馴染みMIKIKO、とまた大きく変わった『Go!プリンセスプリキュア』前期ED「ドリーミング☆プリンセスプリキュア」。

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『アイカツ!』第118話 藤原みやびの「薄紅デイトリッパー」における3DCGライブ演出。 [アニメCG]

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アイカツに限らず次回予告は基本的に見ない人間なので今回の交換留学の話には心底驚いてしまった。何より服部ユウが1ヶ月もスターライトからいなくなってしまうとの事なので軽く絶望しそうになったのだが、向こうでも元気にやっている姿がスマホではあったが確認できたので良かった。姫桜女学院の制服姿もクソ可愛い。

さて、3期に入ってあかり、スミレ、ひなき、珠璃の4人が揃いてっきりこのメンバーでしばらく続けていくのかと思ったらまさかの新キャラである。京都の姫桜女学院所属の藤原みやび。交換留学という事からおそらく一時的な登場なのだろうがOPのカットが変更されていたので本当に驚いた。そしてまさかのライブステージである。緊張と興奮、衝撃と畏怖。いきなりの新キャラでいきなりのライブステージなので嬉しい反面どんなものが来るのかという緊張感もあり非常に濃密な25分間となった。


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アイドルアニメのCGライブパートランキング 2014 [アニメCG]

2014年内に放送された3DCGパートのあるアイドルアニメにおけるライブパートのランキング。
該当作品は以下の通り。

・アイカツ! 第64話-第114話
・プリティーリズム・レインボーライブ 第40話-第51話
・プリパラ 第1話-第25話
・ラブライブ!2nd season 第1話-第13話
・ハピネスチャージプリキュア 第1話-第46話
・劇場版『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』

思いつきでやってみたがこれが思いのほか難航し、ある意味では苦行でもあった。

どの作品のどのライブパートも基本的には全部好きなので、その中である程度漠然としたランク付けは出来てもベスト10として明確にランク付けをしようとするとかなり難しい。そもそも各作品ごとにアイドルに対するアプローチが異なり、またライブそのものに対する方法論も異なるので評価軸を定める行為それ事態に悩んでしまう。なので明確に一つの評価軸を決めるのではなく、余計なバイアスも込みで作品内の文脈その他もろもろを含めてランキングを付けてみた。

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「アイカツ!」アニメ3期の3DCGモデルに見られる変化 [アニメCG]

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アイカツ3期が始まり2期から出ていた「大空あかり」に加えて「氷上スミレ」と「新条ひなき」そして4人目である「紅林珠璃」が登場しこれで漸く役者が揃った事になる。112話では3期では初となる前期主人公「星宮いちご」が登場し2期からブラッシュアップされたCGモデルによるライブパートが披露された。

と、考えるべきなのだろうが、正直素人目には2期のCGモデルとの差が殆ど分からない。多少の変化は見られるのだがそれが3期から変わったのかそれとも2期後半で変わった部分なのかは全く分からない。ただ、112話のライブパートでいちごが登場した瞬間「何かが違う」とはっきり認識できたのは確かである。そのためその「何か」をはっきりさせるために過去回を見返してみたのだがそこで思わぬ収穫があった。というより「合点がいった」。

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「プリパラ」第22話「HAPPYぱLUCKY」におけるライブステージ演出。 [アニメCG]

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プリパラの構成は主人公である真中らぁらのアイドルユニット「SoLaMi SMILE」とライバルである「Dressing Pafe」の対決を主軸にし、そこへ物語を組み込む形となっている。

対決=対バンライブ形式が基本となるため両ユニット結成後のライブステージは基本的にというか当然ユニット毎で行われる。らぁらとみれぃ「Make it!」に始まり、そふぃの「太陽のflare sherbet」、「ま〜ぶるMake up a-ha-ha!」、そして「Pretty Prism Paradise!!!」に対する「NO D&D code」と、プリパラでは基本的に個人曲は無く、特にユニット結成後でユニット以外のライブステージが行われたのは21話での「太陽のflare sherbet」だけで6話以降は殆どが対バン形式でのライブステージとなっていた。そのためユニット結成後はそれ以外の曲でのライブを行うのが物語上難しいという構造的な問題が浮上し、結果6話以降は特定の曲が何度も何度も繰り返されるという事になってしまった。
 

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「アイカツ!」第103話 氷上スミレの「タルト・タタン」での3DCGライブ演出。 [アニメCG]

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本題の前に前回の3期における3DCG演出の話について若干補足。

前回、本編とOPでの3DCGについて技術的な乖離があると指摘したが、103話の3DCGダンスパートではそれらが解消されていた。具体的には髪の毛を基本とする揺れモノなのだが、OP程の自然な揺れにはなってはいなかったが102話の様な不自然な硬さは無くなっており前髪、後ろ髪共に良く揺れるようになっていた。

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「アイカツ!」アニメ3期における3DCGライブ演出の展望。 [アニメCG]

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アイカツ102話が素晴らしすぎて鼻血が出そうなので記事を吐き出しておく。アイカツに関しては書きたいことが溜まり過ぎていているのでとりあえず今回は102話から始まる3期目における3DCGについて話しておこうと思う。

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