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『ヒーリングっど プリキュア』EDダンスについて [アニメCG]

久しぶりのプリキュアEDダンス記事。2015年の『Go!プリンセスプリキュア』以来となる実に5年ぶりである。この5年間でプリキュアシリーズも大きく変わったが特に『Go!プリンセスプリキュア』を皮切りに始まった映画本編でのCG使用の本格化は注目すべき事案だろう。2015年の『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』では映画本編に付随する短編フルCG映画だったものが2017年の『映画 プリキュアドリームスターズ!』では本編の大部分がフルCG制作になっておりプリキュアシリーズにおけるCG制作の割合はここ数年でかなり大きくなっている。

これは『スマイルプリキュア!』や『ハピネスチャージプリキュア!』のEDダンスアニメーションを監督した宮本浩史氏が映画本編の監督としてデビューを飾った事にも関わってくるのだろう。宮本浩史氏は『スマイルプリキュア!』の頃から既に頭角を現しており氏の手がけるプリキュアEDアニメーションの映像は他作品と比べても突出したものだった。CGデザイナーとしてデザインから制作までこなせるのでいずれ大きな作品に関わるだろうとは思っていたが監督に抜擢された時は本当に驚いたものだ。そしてそこから生み出された作品が如何なるものであったかはもう説明するまでもないだろう。

現在の東映アニメーションデジタル映像部がどの程度の規模なのかは分からないが映画本編をフルCGで制作できる程度の所帯にまで大きくはなっているのだろう。では3DCG制作に関わっているスタッフが約200程度となっており、成程プリキュアシリーズ含めフルCGの映画やTVシリーズの制作等が同時に行われているのも納得の規模である。これはあくまで推論に過ぎないがプリキュアシリーズのCG制作の割合が大きくなるにつれその母体でもあったEDダンスアニメーションは近年役割を変えていったのではないかと思っている。具体的には『Go!プリンセスプリキュア』の頃からリソース配分がTVから映画へとシフトしていったという事である。

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