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「ハンガーゲーム2 / The Hunger Games:Catching Fire」[blu-ray] [BDアレコレ]

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監督 フランシス・ローレンス
出演 ジェニファー・ローレンス
    リアム・ヘムズワース
    フィリップ・シーモア・ホフマン
    ドナルド・サザーランド

画質 MPEG-4 AVC (2.40:1, 1.78:1) 北米盤
評価不要。

「ダークナイト・ライジング」に次ぐ長さの48分に及ぶIMAX撮影シーン。
兎に角黒が美しく、高い解像度と諧調の良さ、ノイズの無い澄み切った映像は延々と映される森や木々を彩り、ドキュメンタリーと錯覚させるほどの臨場感を生み出している。日中と夜間のシーンが交互に移り変わる中、その黒の諧調の良さが夜間のアクションシーンを鮮やかにしているので暗くても非常に観やすい。当然日中のシーンも綺麗で、特に葉の緑の鮮やかさは流石70mm/15Pといったところ。元々ドキュメンタリー作品が多いIMAXだが風景、特に緑生い茂る森との相性の良さは特筆モノである。思わず溜め息が出てしまう。

実は前作である1作目を観ずに本作を観に行ったのだが理由は言わずもがな(因みに4k上映)。内容に関してはとり合えず「バトルロワイヤルもの」という事だけは把握していたので続編からでも殆ど問題は無かった。と、言えるほどの内容だった事から本作の評価については察して欲しい。まあ正直、というか本作について「調べた」人が誰もが思ったであろう事を私が代弁させて頂くが、「無駄に高画質」とは正にこの事。

先に述べたように夜間のシーンに関してはその画質の良さが表現したい事と一致しているのでIMAXである事の意義はあるのだが、如何せんメインのターゲットが中高生なので脚本、演出含め、あまりにもヌルイ。これまでの「ダークナイト」「トランスフォーマー・リベンジ」「M:I ゴーストプロトコル」「STID」等はIMAXでこそ映える映像であったからこそその意義もあったと言えるものだったのだが、本作が48分間のIMAXシーンで描いているのはその大半が「自然」なのである。これまで散々ドキュメンタリー作品で映されてきたモノを48分もかけて70mm/15Pで撮影するというその心意気たるや、個人的には別の方へ向けて欲しかったのだが。というか別に夜間の撮影が上手い人に任せれば言い訳で、アトラクション性という事以外に画角が変わる事の必要性は無い。とはいったもののこれだけの長尺IMAX撮影作品が世に出ることはそれ自体本当に喜ばしい事であり、嬉しくて仕方が無いので無下にも出来ない。

画質自体は従来のIMAX作品同様、評価不要の素晴らしいモノとなっているので購入を検討している人には是非ともオススメである。しかし、本当に惜しい人を亡くした。

日本ではIMAX版に関しては事情が異なるので詳しくは以下に。
BD「ハンガーゲーム2 プレミアム・エディション」について


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